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南城市 持続可能な観光
迷ったときに立ち返る原則を、先に公開しておきます。
観光地域づくりには、すぐに答えが出ない判断が多くあります。来訪を増やしたい気持ちと、静けさを守りたい場所。事業を前へ進めたい現場と、慎重に確認すべき文化的な背景。便利なデジタル技術と、個人情報や地域のデータをどう扱うかという責任。そうした判断に向き合うために、DMOなんじょうは、あらかじめ大切にする考え方を明らかにします。
1. 地域内に循環を残す
南城市を訪れる人が増えても、その消費や学びが地域の事業者、文化の保全、人材の育成につながらなければ、地域に残る力は弱くなります。私たちは、滞在、食、体験、買い物、ガイド、寄付、学びの導線を整え、地域の中に循環が生まれる形を目指します。
数字を見るときも、来訪者数だけでは判断しません。地域内の消費、参加事業者、再訪、満足度、保全への還元、担い手育成など、複数の視点から成果を見ていきます。まだ定義が確定していない指標については、確定前に断定せず、公開できる形になった時点で説明します。
2. 文化と自然を急がせない
斎場御嶽をはじめとする南城市の文化資源は、短期間で消費するためのものではありません。長い時間の中で受け継がれてきた場所には、訪れる側の都合だけで説明しきれない静けさがあります。
私たちは、伝承や信仰に関わる内容を扱うとき、確認できる資料、関係者の確認、必要な監修を大切にします。分かっていることは分かっていることとして、伝えられていることは「〜と伝えられる」として表現し、未確認の内容を断定しません。
3. データは地域の判断材料として扱う
データは便利な道具ですが、数字だけが正解を持っているわけではありません。来訪、滞在、消費、サイト閲覧、問い合わせなどの集計データは、地域の現場の声と照らし合わせて使うことで、はじめて意味を持ちます。
DMOなんじょうは、公開する数値に「定義」「出典」「更新日」を添えます。何を数えた数字なのか、どの資料に基づくのか、いつ更新したのかを示すことで、誰もが同じ前提で読むことができるようにします。
4. 地域の手へ引き継ぐ
新しい仕組みをつくるだけでは、地域の力にはなりません。運用できる人がいること、更新できる体制があること、困ったときに直せること、次の担当者へ渡せることが大切です。
デジタル基盤、観光サイト、データレポート、ガイド育成、素材ライブラリなどは、いずれも地域の手で続けられる形を意識して整備します。外からの支援を受ける場合も、知識や運用が地域内に残ることを重視します。
5. 公平で、開かれた運用を心がける
官民出資の会社として、DMOなんじょうには説明責任があります。調達・公募、事業者向けの案内、掲載ルール、データの公開、採用情報は、できる限り探しやすい場所にまとめます。終了した情報は終了済みとして扱い、現在も有効であるかのように見えない運用を行います。
この考え方は、ガバナンス・公開情報、データポリシー、調達・公募情報のページにもつながっています。次に、組織の体制をご紹介します。


